過剰な何か

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Then and Now - 藤尾
2025/06/16 (Mon) 15:27:18
近況や雑感など、軽い雑談だ。

     ※

青年期、何か作業をしている時(プラモを作るとか)、ラジオでFENを流しっぱなしにしていた。ただただカッコよかった。日本のラジオとは別世界の、生のアメリカ文化だ…などと感心しきりだった。

FENは、今はAFNになってスマホやPCで聞けるようになった。家で過ごす時間が長くなってから、家事(掃除、洗濯、炊事など全般担当…)の最中ダラッと流していたりする。以前は、カメラ機材・写真系のユーチューブを流していることが多かったのだが、不毛な主張やPV稼ぎのためのネタ話なんかに付き合うのが、いい加減疲れてきた、という背景もある。

AFNのMusic Stationは、音楽のジャンルが選べてFEN時代よりも楽しみやすくなった。ラジオからネット経由に代わり、音も良くなった。60年代~の曲も多く流れてきて、メロディラインの美しさや、胸熱なギターが嬉しい。曲が次々とシームレスに流れる感覚が心地よい。曲の年代やテンポの混ぜ方も絶妙だ。アメリカンエンターテイメントってすげえなあと感じ入る。

そして興味深いのは、曲の合間に
「家に帰ったら家族との時間を大切に過ごそうぜ」とか
「友人と会って、話すのもいいもんだぜ」
「ドラッグはやめとこうぜ」
といったコメントが、モノローグ調だったり寸劇風だったりで挟まれる。なんか、日本のTVの、ACジャパンの啓発メッセージ広告みたいな感じに。
AFNって米兵向けの放送サービスなわけで、「ああ、彼らもそこら辺の問題を抱えがちなんだろうな…」と想像したりする。そして、アメリカ製のTVドラマ、「FBI」とか「SEAL・Team」とかを思いおこす。それらのドラマに登場する犯罪者も、取り締まる側も、選抜された兵士たちも、戦争後遺症やアルコール依存、ドラッグ依存、家族との関係の持ち方…に苦しんでいたりする。

     ※

ZOOMでの講座で、心理学者・カウンセラーの東畑開人「令和の深層心理学入門・深さってなんだろう」と、写真家・渡部さとる「美術史講座」を受けているのだが、不思議とこの二つの講座の内容がリンクする。近代から現代にかけての時代背景や時代転換の影響の大きさが、様々な領域に関係していると今更ながら認識させられる。

「令和の深層心理学入門」の方は、僕自身が臨床心理学専攻だったので復習といった意味も強いが、学生時代から何十年も経って、その後の臨床心理学の展開を歴史的・体系的に再学習できて熱く興奮する。現代気鋭の論者の読み解きも実に面白い。
「美術史講座」は、渡部さとる個人の人間的な魅力に惹かれて、ということと、受講後「写真史講座」に繋がるということで受講を始めた。美術史は自分なりに断片的に勉強してきたつもりでいたが、体系的に語られるので気づきが多く、予想外の収穫がある。

そして、この両者の内容で共通して語られるのは、時代感覚や、各時代の社会を支配していた思想や空気、時代の要請、そこからの発展や跳躍…といったことだ。単に技法の変化や時代によって扱われるテーマの変化について語られるのではなく、学際的な視点によって巨視的に、背景とその変化の流れが不可分なものであることが解き明かされてゆく。
面白い。受講後、レジュメや書きなぐったノートを何度も読み返してしまう。そしてそのたびに閃きや気づきが脳内でスパークする。その度に熱く興奮させられる。

触発されて、河合隼雄の本を引っ張り出して読んでみたりする。あちこちにラインが引かれ、書き込みがページの余白を埋めている。自分って、こんなに熱心に読んでいたんだっけか…? 病ゆえの熱狂だったのか?とも思うが、現在普段使っている臨床心理用語は、この本のこんな所で学んだものだったか…と今更発見したりするのが新鮮だ。

心理学にしろ美術史にしろ、以前は人名や技法なんかを単元ごとに理解するだけだった気がする。ある学派に偏った視線からの理解だった…と言ってもよいかもしれない。しかし、今回の二つの講座で、時代背景や、社会からの要請、思想的背景などと合わせて学ぶことができて、筋の通った視点が得られたような気がしている。時代を経て、一歩高い位置から全体の流れを公平に見ることができるようになった、という感じか?
確かに一本筋の通ったみかた…というのはその筋が間違っていたら元も子もないのだが、今のところ公正で適切な視点であると感じている。

両講座ともまだ始まったばかりだ。今後が楽しみだし、特に「美術史講座」の後に続いて始まる「写真史講座」は待ち遠しい。「深層心理学入門」からは触発され続けて昔の本を読み返すことも増えそうだ。

Re: Then and Now - 藤尾
2025/06/16 (Mon) 15:49:09
「戦争が終わったらどうするんだ?」
「もう破壊や殺人はこりごりだ」
「俺は人助けの組織を始めるんだ」
「お前らしいな」
「国際救助隊っていう名前にする。お前もどうだ?」
「そいつぁあいい。何でもやるぜ」
Re: Then and Now - マリオ
2025/06/24 (Tue) 01:11:00
藤尾くんの日本語を読まず、英語のコマ割りの見事なセリフに痺れました。このコミック?どこから?
意訳、、、「俺はそいつ(新チームのことさ)を国際救助隊って呼ぶことにする。どうだ?」「そりゃイイ名だな。オレも混ぜてくれ」
International=国際って意味だけど、いつでもどこでも誰でもって感じ
Rescue=救助って意味だけど、近所の迷い猫探しから、ギロチン帝王を拉致して赤い彗星に自爆するジャイアントロボの奪還まで、何でもお任せって感じ、、、この殺戮・破壊に疲れ果てた、彼らならどんなことも爽やかにこなしてうっかりミスで果てても良いんじゃないかなぁ。
そして、世界に冠たる公営ギャンブルどこでもOKの日本においては、IRとは統合型カジノリゾート構想だ。当然、依存症で、とんでもない不幸を生み出すことは間違いない。
Re: Then and Now - 藤尾
2025/06/24 (Tue) 12:23:04
この米兵の会話の漫画は、AFNを流しながら台所で茶碗を洗っている時「(古い設定の)サンダーバード創設秘話」を思い出して、ダーッと原稿を書いて、ChatGPTに作画・英語化してもらったものです。
当方は、英文読解は多少できても英作文は全くできない…という典型的日本人ですので、日本語で書いたマンガ原稿をChatGPTがサクっと英語に変えてくれるのは快感です。

で、この漫画が作画されて出てきた時は、思わず二度見、三度見してしまいましたよ。
・4コマ目 “Sounds like you”
うひゃー!オラが書いた原稿は「お前らしいな」ですぜ、旦那!それが“Sounds like you”だってさ!オレ、いつからヤンキーになったんだ?っていうぐらいの驚き(笑)

・5コマ目 “What do you say” だって?何だと?原稿では「お前もどうだ?」だよ。それがどーゆー感覚で「お前は何て言う?」になるんだよう!(この俺の考えをお前は聞いて何て答える)っていう事だろうけど、会話の運びとして積極的すぎる!グイグイ来る!(お前も加われよ)っていう希望をにじませすぎる!…と感じるのは、オラが「謙譲の国ニッポン」の感覚を生きているからなんでしょうか?

・6コマ目 “I’ll drive anything” う~!anythingって来たんで(否定形じゃね?)と思って思わず辞書ひいて肯定表現としての使用法もあるって初めて知ったよ! それにdriveって、何でも運転するって何いきなり言ってんだ?と思ったけど、もっと広義に推進するとか言ってるのね?日本語原稿は「何でもするぜ」ですぜ。

てな感じで、これ、英作文・英会話ができる人には当然なんでしょうが、当方はあまりのカッコ良さにビビりました(笑)

他にも、漫画をChatGPTに英語で描かせるたびに驚かされる。「ホテルカリフォルニア+0.3」の4コマ目“So my mind is stuck in 1969”とかも…てな具合でキリがないほどだ。あー、英作文っていうか英会話っていうか、無理!(笑)

     ※

「便利屋さん」みたいな国際救助隊…。犬洗いマス、迷い猫探します、植木の剪定承ります、包丁研ぎます、近所の食料品買い物代行いたします…ああ~いい感じですな
IRと本邦ウルトラ警察隊 - マリオ
2025/06/25 (Wed) 01:10:08
東日本大震災は、関東で住み暮らす我々には青天の霹靂の天災だった。運悪く政権は不慣れな民主党が執り、米軍のロジスティックスとかイスラエルの医療班とかがズンズンと救難に当たって下さった。こんな時にIRが本当に存在して機能していたら随分と復旧できたんじゃなかろうか?と思うわけです。少なくとも原発事故は何とかなったんじゃないかなぁと無責任な素人は思う訳です。その後復興支援の為都道府県警察本部から派遣された方々がそのまま半永久に赴任(移籍?)したり、ウルトラ警察隊なる組織で警察活動をされている。年取って自分の身体・財産に然程執着しなくなってくると、こうして人様の為に働くことが何とも神々しく羨ましく、時にその存在を見聞きするだけで胸が一杯になったりするんだ。
そのヤンキー二人の起すIRに栄光あれと願わずにはいられない。
Re: Then and Now - 藤尾
2025/06/25 (Wed) 12:20:10
例えば沖縄戦の司令官牛島中将は、優しいおじさんという一面が多く語り継がれている。しかし同時に、郷土部隊を捨て置くようにして全滅させ、降伏せずに戦闘を長引かせて無駄に10万人死なせたともいえる。

現地司令官は大本営からの作戦命令を遂行しなければならない。大本営からすれば各部隊は作戦遂行のためのコマであり、現地部隊司令からすれば兵卒はある意味コマであり、一般人などは考慮の外である。

実力組織・暴力装置であり本質は究極的な官僚組織である軍隊は、(絶大な武力を持つがゆえに)上部からの命令遂行は絶対であり、それは軍団単位においても、小隊・分隊レベルにおいても、嫌も応もない。

インパール作戦の抗命事件は、背景に複雑な人間関係を孕んでいたのが副因であるが、抗命はどこまでいっても軍紀破壊であり、作戦全体の瓦解を招いた(或いは、少なくとも早めた)という見方もある。
その他方で、抗命して独断で撤退した佐藤軍団は、比較的死傷者は少なく(充分多いが)兵士たちの出身地四国では佐藤は感謝されている。
だがイギリス軍守備隊の実情は「佐藤の軍団が撤退せずにもう少し攻撃を続けていたら、英軍増援隊到着前に日本軍はアッサムに進行できていた」といったものであったらしい。じゃあそれだけの、攻撃・侵攻を続けるだけの余力が日本軍にあったのか?というと怪しいのだが…。

※   ※   ※

まあつまり、軍隊における命令は(どんな階層レベルであれ)絶対であり、私情は入れられない…ということだ。そんでもって、いつもどえらい目に合うのは、末端の兵隊さんたちだ。

兵士たちにも様々な事情や背景、或いは理想や思想があっての軍隊生活なんだろうが、でもやっぱり誰であれツラい立場を経験した兵士たちが従軍を終えたら、心安らかな生活を得てほしい。(米国製のTVドラマを観ていると、帰還後の元兵士が不適応を起こして苦悩したり事件を起こす…というストーリーが実に多い。まあそれは現代の米国にとどまらず、古今東西、同じ課題の繰り返しなんだろうけれど)

     ※

さてさて、我らが「(なんちゃって…かもしれない)国際救助隊」を夢見る兵士たちに、幸多からんことを。
ヤンキー2名の思い - マリオ
2025/06/26 (Thu) 00:16:16
インパール作戦と沖縄戦のことについては、たくさん書きたいこともある。我が叔父はニューギニアで陸軍機関銃兵として従軍・復員した元軍人だが、平成の世になって無惨な自死を遂げた。弟たる愚父は、我が従兄弟からの架電で「叔父の失踪!!」を知らされ「裏の畑の林で死んでいる」と言い当てた。これ、そんな遠い昔ではなく、昭和も終わって平成に入ってからです。
戦争・兵器には一種のロマンがあるのは間違いないが、人類の最大の愚行とも言える(様な気がする)。ある程度色々分かってから訪ねた沖縄では、各都道府県ごとに英霊の墓標が建てられている。10人や100人ではない、、何千柱/各都道府県と言う英霊たちだ。生きている者が出来る全て尽くし、落命したのだから、英=秀でた霊と顕彰せずには居られない。こんな墓標に数千の命(みこと)を刻んだものが、40数個も次々に現れる。当然東京都も埼玉県も、、、
上皇陛下も今上天皇陛下も「その犠牲者に思いを寄せ続けること」しか出来ないと仰っている。誠にそうだ。
そこを無事潜り抜けたこの二人が、殺戮・破壊とは関係なことをしたいと希うのは誠に尊い気持ちだろう。
水を差すようだが、昭和40-41年頃の本家「サンダーバード」はなぜかアメリカでは知られていない。そもそも三大ネットワークで放送されていない。
どう見てもトランプ大統領並みの錬金術で財を成し、余生をまさに国際貢献に費やしたいと願う「ジェフ・トレーシー」を「はい。パパ」と従う剽悍の息子たちの活躍は、アメリカ人の典型的成功者の夢そのものだ。敢えて、カタカナで「ジェフ・トレーシー」と書くことで、日本の欧米に対するキラキラした憧れが表現出来ると嬉しい。
そして、この軍服の米陸軍兵達は「サンダーバード」とは異なる世界軸で、IRを起こしてほしい。
IR開始宣言 別の言い方 - マリオ
2025/06/26 (Thu) 00:40:22
僕は、今、ただのバイク好きがバイクと車のエンジニアとしてアメリカに住み働いた経験ーを生かし、英語塾で働き糊口を凌いでいる。そして、生の英語に(普通の日本人より)多く触れた経験から、
我らが「(なんちゃって…かもしれない)国際救助隊」を夢見る兵士たちに、幸多からんことを。
のヤンキー2名のセリフのいろんな派生を考えたいんだ。チト考えたけど、あまり出来が良くなくて自己嫌悪、、
I shall launch the International rescue to help people in case they need.
It sounds grate, let me roll yours.
藤尾君の的確な筆致指示でAIが書き出した黒人の(NYあたりでホームレスになってる捻くれ者とは雲泥の差)キリッとしまった表情が、従軍教育と生き延びた戦歴の賜物と類推でき、誠に好感もてる。最近のDEI運動は、アメリカ政府の左翼の人気取りの手段だけど、本来、優秀ならば、肌の色が何色だろうと栄誉・賞賛に浴するのは当然だ。
Re: Then and Now - 藤尾
2025/06/26 (Thu) 10:40:59
DEI、「やりすぎ行き過ぎ」問題、「やってますよ過剰ポーズ」問題ね。これ、以前カイシャに都庁からいきなり「表彰します」って連絡があって
「御社は〇〇の人の雇用促進に積極的に取り組んでいるので表彰の上、事例紹介として都政報告誌に掲載させていただきます」
っていう連絡があって、…?ってなったことがあった。そういえば、都の職員との雑談でそんな話をして、チョロッと書類を書いたことがあったっけ…
向こうにすれば、都がソレに真剣に取り組んでいる事を都民にアピールしなきゃならないし、成果を上げて庁内でポイントかせがなきゃならないし、予算をとってるから消化しなきゃならないし…っていう様々な思惑が見え見えで、大いに白けた…という事があった。
その問題解決は確かに重要だし、取り組むべきなんだけれど、組織としてソレに取り組む段になると、こんなふうに形骸化しちゃう一面もあるんだなあ…と、大いに勉強になったwww

     ※

“to help people in case they need”ってえのが良いですね。
イランが核爆弾を持つのを未然に防ぐために空爆するとかじゃあなくって、誰かが救助を求めるのに備えて…だ。
“roll”って良い語感ですね。
やー、すげえな! 本場の味だあ!
派生の再和訳 - マリオ
2025/06/27 (Fri) 00:53:08
セリフ採用、、心から感謝します。憧れのアメコミ劇画(しかも間抜けで怠惰でないが2枚目でもないけど、精悍な黒人←あえてストレートに)に拙訳の吹き出しが採用されて、この満足感、、世界の人々に喧伝したいような気持ちです。
そんな訳で、この拙訳をどんな世界観で書いたか?を、第三者的和訳の解説を添えて、この漫画の作者への敬意を表することにします。
まず、"I shall"はあのマッカーサー元帥の比国撤退時の"I shall return"でも有名で「絶対に」って意味の助動詞で"Have to"とか"Must"の親分的な意味なんだけど、実は、あまり訳文には登場しない=訳さない。強いて言うと日本語の文語の「〜トス」に近いかな?
詰まり「〜せねばならない」とか「の要あり」とぐちゃぐちゃ言わない処に強い意志が宿ってる。
松 俺はやる。
竹 俺はやらねばならない。
梅 俺はやるべきだ。やってやるぜ。
如何?シンプルなほど強意が伝わるだろ?「俺はやる」には振れ幅がない。
"Launch"は商売用語で「発売する」とか技術用語で「発射する」車用語で「急発進」とか、ロケランのランチャーだわ。起業する・興すにはピッタリの英動詞、"I shall launch the International Rescue to help people in case they need"=「俺はなぁ、助けを必要とする人々を救う【国際救助隊】ってのでぶちかますぜ!」かなぁ。勿論上の句には「忌々しいこの殺し合いが終わったらさぁ」ってのがあるんだけど、
"It sounds grate, let me roll yours"は、まぁ「すげ〜よ、アニキ、俺もアンタのに一枚混ぜてくれ」って感じです。
"Let me roll it"と目的語の代名詞"it"にしないのは「アンタの提案する国際救助隊」と、強い滅私奉公の心を含む組織名を文法上は"It"で全く良いんだけど、発案者に敬意を表して"Yours"=「アンタの」として、「IRが彼の発案である」を暗喩している。誠にこの図案に沿った英訳ができ、そこから藤尾君の心の琴線に触れる日本語の機微が伝われば、この上ない喜びさ。
番外解説 なぜ黒人は「参加したい」のを"Roll"としたか?
イスラム原理主義者達のアルカイダによる911・同時多発テロ時、最後に自爆したUA93便は、ニューアーク空港を混雑によって42分も遅れて離陸していた。つまり同便のハイジャック時点で、既に他の便の乗っ取り・突入が携帯電話などを通じ一般のニュースで把握されていた。
同機搭乗の勇気ある市民達は瞬時に自らの生を諦め、勇敢にも犯人達に立ち向かい、よしんばレバノン人のジアド・ジャラー一味を制圧し、最悪でも地上に被害の少ない自爆と決めていた。複数の音声録音で犯人に立ち向かった乗客達が既に操縦桿を握っている犯人らと戦う音声・怒号が残っているが、指揮を取ったLate Todd Beamerの「宣戦布告」の掛け声が、"Let's roll"と紹介された。
暫くの間、全米ではこの正義の雄叫びが、何と言うか?全国民を奮い立たせる言葉になってよくニュースや政治家や公安指導者の演説に多用された。
今でも軍(他国と違い5軍もある)・警察・保安官・消防官などが、出動時の掛け声に使用しているとのこと。
改めて愚説を聞くと"Roll"とこのキリッとした黒人兵が、戦争に疲弊して、平和・相互援助を希求する気持ちが伝わるとこの上ない喜びです。
Rollに引き続きGo - マリオ
2025/06/27 (Fri) 01:15:37
藤尾君の画才に刺激されて次々に言葉と屁理屈が湧いてくる。
今世紀に入ってから「サンダーバード」がCGとかでリメイクされて、盛んにメディアで宣伝されました。その決めゼリフが"Thunderbirds are GO"、、
いやーヤラレましたね。誠にかっこいい。ミリタリー用語ってシンプルで機能的だから蠱惑的な響きがある。要の東西問わずだ。毎日、会社とかあちこちで、帰国子女ではないけど、「サンダーバードアーゴー」ってなんだ?と聞かれまくり、、、一応、一部上場の会社だったので阿呆ばかりではないが、然程利口でもない連中がウロウロ、
NZとUKの発音は"Are"をそんなに舌使わんのだが、明らかに"Ah"ではなく"Are"だ。
そしたら調べるまでもなく"Go"は動詞ではなく名詞と判明する。しかも"Thunderbirds"と複数だからね?一機ではない、されば、ミリオタの藤尾君なら如何訳すか?
小生の解説は、、、明日以降書くことにします。
Re: Then and Now - 藤尾
2025/06/27 (Fri) 10:38:51
これは今まで全然考えずに流して聞いていた。文法上の問題とか文型とか考えず、直観的に
「サンダーバード、出動!」
ぐらいに思っていた。

さて、では改めて考えてみるとこんな感じか?
「サンダーバード、準備完了!」
「    〃  、いつでも行けるぜ!」
「    〃  、いつでも行くぜ!」
或いは
「全機、出動準備完了!」「全機出動!」あれ、もとに戻っちゃったwww

(以下蛇足)
昔「サクラ大戦・帝国歌撃団」っていうのがあって、漫画・アニメ・舞台といろいろ展開されていた。パラレルワールドの大正時代、蒸気で駆動するモビルスーツみたいのを、霊感というか超能力というかを持った若い女たちが操縦するという内容で、サンダーバードみたいに出撃風景が見せ場の一つだった。モビルスーツの格納庫へ、パイロットが滑り台みたいのでスルスルッと滑って操縦席に収まって、地下道みたいな秘密基地から地上(銀座!)に出撃する。ある時は地下鉄網を列車の車台にモビルスーツが横たわって移動し、浅草とかに出撃する…。
で、出撃時にモビルスーツに収まって各種機器を起動して「準備完了、いつでも行けまっせ!」とか言うの。
ちょっと違うけど、思い出したんで長々と書いた。
Thunderbirds are GO - マリオ
2025/06/27 (Fri) 13:24:29
はい。藤尾君の訳通りだね?
Goがどんな意味か?結局、パパ=ジェフ・トレーシー(あえて昭和風なカタカナ振り仮名)が、息子共に発進を指令する言葉だから、訳と言うより日本語では何と言うか?との切り口で考えて"Go"の意味を考えるのが正解でございます。
"Thunderbirds"が複数に注目すると、恐らく"All ready thunderbirds are now GO!"とでも言う感じだね?
「発進準備よーそーろー、全機出動!!」短くすると「全機発進」かな?
国際救助隊なので「突撃」="Go for broken"とは絶対言わない。
因みに、日本の消防(警察も同様)は、現場に向かうことを「出場」と言い、現場に到着して活動可能なことを「臨場」と言う。なんか一般と違うんだけど、事件・災害の記録読むと「ハイパーレスキューが臨場し」とか書かれてて、不謹慎だけどワクワクしちまう。
Thunderbirds are Go - マリオ
2025/06/27 (Fri) 21:29:16
今世紀のリメイクのCGアニメの宣伝絵
前世紀では儀礼服様のサッシュが、少し実用化されてなんか?プロテクターの機能がある様だ。